年金数理人になるまでの流れ

年金数理人になるには、つぎの4つの要件をみたし、厚生労働大臣の認定を受ける必要があります。

  1. 要件1:知識
    以下のいずれかに該当すること。
    • (1) 公益社団法人日本年金数理人会(以下「日本年金数理人会」)が実施する試験(以下「日本年金数理人会試験」)の全科目に合格 ※1
    • 日本年金数理人会試験 「年金数理」
      「年金法令・制度運営」(※)
      ※ 受験資格:日本アクチュアリー会資格試験の一次試験の全科目(「年金数理」については、日本年金数理人会試験と日本アクチュアリー会資格試験のいずれか)の合格者。
    • (2) 公益社団法人日本アクチュアリー会(以下「日本アクチュアリー会」)が実施する試験(以下「日本アクチュアリー会資格試験」)の全科目に合格 ※2
    • 日本アクチュアリー会
      資格試験
      一次試験 「数学」「損保数理」「生保数理」「年金数理」
      「会計・経済・投資理論」
      二次試験 次のいずれか
      ・「年金1」「年金2」
      ・「生保1」「生保2」
      ・「損保1」「損保2」
    • (3) 「日本アクチュアリー会資格試験」と「日本年金数理人会試験」に関して以下の要件を全て満たす
      • 日本アクチュアリー会資格試験の「数学」及び「損保数理」の試験(2007年度以前については「数学」の試験)または日本年金数理人会が2021年度以前に実施していた能力判定試験(以下:判定試験)の「基礎数理Ⅰ」に合格
      • 日本アクチュアリー会資格試験の「生保数理」または判定試験の「基礎数理Ⅱ」に合格
      • 日本アクチュアリー会資格試験の「年金数理」または日本年金数理人会試験(または判定試験)の「年金数理」に合格
      • 日本アクチュアリー会資格試験の「会計・経済・投資理論」または判定試験の「会計・経済・投資理論」に合格
      • 日本アクチュアリー会資格試験の「年金1」及び「年金2」または日本年金数理人会試験(または判定試験)の「年金法令・制度運営」に合格
  2. 要件2:経験
    確定給付企業年金等の年金数理に関する業務(以下「年金数理業務」)に5年以上従事した者であること。
  3. 要件3:責任者たる経験
    年金数理業務の責任者として年金数理業務に2年以上従事した者であること。
  4. 要件4:社会的信用
    十分な社会的信用を有するものであること。

※1 「日本年金数理人会試験」の全科目に合格するには?
2科目(年金数理、年金法令・制度運営)に合格することが必要です。なお、年金法令・制度運営を受験するためには要件があります。
※2 「日本アクチュアリー会資格試験」の全科目に合格するには?
基礎科目となる第1次試験5科目、専門科目となる第2次試験2科目の計7科目に合格する必要があり、全科目合格までには最短でも2年を必要とします。

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